2012年12月14日金曜日

お久しぶりです。

長い間、投稿をしておらず申し訳ございません。

実は、下記サイトにてブログを継続しております。
「JICA World Reporter」
http://worldreporter.jica.go.jp/

JICAが、青年海外協力隊に応募を考えてる人向けに設営しているサイトです。
公のブログですので個人的な事は掲載できませんが、活動内容を中心に執筆を
行っております。

ご連絡遅くなって申し訳ございません。
PNGに来て早くも9か月、時間が経つのは早いですが、残りの任期を精一杯頑張ろうと思います。
 

2012年7月25日水曜日

12週目:バイク貸与(7月23日)


バイクが使用可能になりました!!



私の住居は、ちょっとした丘の上にあります。そのため毎朝・毎夕の出勤時、最寄のバス亭まではちょっとした坂があり、暑い日差しの中、その坂を上り下りするのは結構きついです。それよりも問題なのが、その坂の人通りが少ない事。そのため、現地人には度々「この坂は犯罪者がよく出るから、一人であるいちゃダメ!!」とか「バスを使いなさい・オフィスに頼みなさい」と注意されます。現地の人に言われると、説得力がありますね。毎夕、ちょっと覚悟を決めて、警戒した目つきで早歩きで最後の坂を上っていた日々からサヨナラできます。



今まではどこかに移動するにしても、オフィスカーを使用したりバスを使用しておりましたが、これからは活動の幅が広がりそうです。バイクを使って個人行動をすることで、配属先を巻き込んだ活動ができにくくなるのでは??という懸念がありますが、待っていては全てが全く動きませんので、多少強引でも活動を進めていくのが大事だと思います。



しかし、こちらの人にとってバイクは見慣れないモノなのでしょうね。バイクで走行中、歩行者に何やら叫ばれたり、急にこちらに向かって走り込んで来たり、低速で走っている時に至っては、体を触ってきます。

11週目:選挙の開票期間につき(7月15日)




揉めに揉めている選挙ですが、投票については特に問題なく終了したようで(一部地域では色々と問題になっているようです)、開票期間に入っております。開票期間中、多くのオフィスの職員が開票・集計に駆り出されるため、業務が開店休業状態になってしまいます。私の勤務するオフィスも、何人かの職員が開票に参加、更に活動に必要不可欠なオフィスカーが故障…修理のための申請書もFinance部がお休みのため停止。お手上げの状態です。



 何かやりたくても、なかなか出来ない状態が続くと、精神的にも堪える事がありますね。オフィスの他の職員は、何も仕事ができないために来なくなった人がいたり、来ても特にできる事がないため、おしゃべりするという感じになってます。この状況を何か打開できるものはないか??と考える日々が続いておりますが、なかなか妙案は生まれません。

2012年7月17日火曜日

10週目:隊員総会(7月8日)


ネット環境があまり良くなく、停滞しておりました。



 2か月ぶりに首都のポートモレスビーに行っておりました。やはり首都はすごいですね。ウェワクでは3階以上の建物は見かけませんが、首都では高いビルディングが山ほど立ち並んでいます。車も人も段違いです。やはり首都は都会です。



 JICA-PNGでは年に2回ほど「隊員総会」があります。全国に配置されている隊員が一同に介し、報告会をしたり、集団講習や情報交換などを行います。今回は、配属になって1年前後の先輩方の中間報告を聞くことができました。村落開発普及員、理数科教師、同じ感染症対策の先輩の報告も聞くことができましたので、非常に参考になりました。もちろんですが、全てのコミュニケーションが日本語でできるのは嬉しかったですね。母国語の大切さを痛感します。



 異なる文化圏で生活・仕事をするには予想以上に多くの障害がある事を再認識する日々が続きます。言語だけでなく、仕事に対する考え方や時間の使い方など内面的な感覚も全てが異なります。それらを肌で感じながら、現地の人との交流が続きます。


2012年6月24日日曜日

8週目:PNGに来てから3か月(6月24日)


家近くの丘から、タウン側を見下ろす



 時間が経つのは早いものですね。パプアニューギニアに派遣されて約3か月が経ちます。任地のウェワクに住み始めて2か月です。日本はいま梅雨シーズンでしょうか。これから暑い夏がきますね!!かき氷のシーズンですね!! PNGは常夏です。


 ウェワクに赴任してからの2か月を振り返ると…

言葉もなかなか通じない中での初出勤、街を案内されて、色んな偉い人に会って、名前を全く覚える事ができずに、親しい同僚に後から「あの人の名前なんだっけ??」「どこで働いている人??何担当の人??」みたいな感じで日々を過ごしてました。でも少しずつ言葉のコミュニケーションが取れるようになって、関係者の顔も覚えてきて、停止していた活動も徐々に再開してきて、ちょっとずつではありますが、現在の環境に慣れてきております。もちろん、良い事ばかりではなく、嫌な思いをすることもありましたが、充実した導入期間になったのではないでしょうか。


 来週からは、国内の隊員が全員集まっての隊員総会があるため、首都に上京する予定です。同期のみんなと久々の再会です。バイクの安全講習なども同時開催のため、2週間ばかりウェワクを離れる事になります。

 帰ってきたら、活動に対して本格的に乗り出す事になります。

2012年6月19日火曜日

7週目:Sepik Ironman Race(6月16日)


先週末の日曜に任地ウェワクにて、一大イベントがありました。その名も「Sepik Iron Man Race」。名前から鉄人レース(1人で遠泳・サイクル・フルマラソンを行う超過酷レース)を想像したかと思いますが、実はそうではなく、4人一組になってランニング→スイム→自転車→ランニングの駅伝大会のようなものでした。



 幸い、スタート地点が家から近かったために、私もカメラを片手に早朝からレース観戦。さすがに近隣の住民も道に集まり、応援やら露店やら…盛大なお祭り状態でした。レース数日前まで参加チームを募っていたので、参加者集めに困っていると想像していたのですが…予想以上のチーム参加数(30チームくらい??)で大盛り上がり。一位のチームには多額の賞金が出るとあってか、先頭のチームは圧倒的な実力差で勝利!!かと思えば、既にあまりやる気のないチームまで…交通整備などもされておらず、           危なっかしい場面も度々あり。なんか「PNGだな」って雰囲気丸出しです。



 こちらでは、このようなイベントが時々あるみたいです。さすがにチームで出場のこのレースには参加できませんが、個人出場のマラソン大会などがあれば、ぜひ参加してみたいと思っております。

2012年6月11日月曜日

6週目:マラリアの治療薬(6月11日)



現地で問題になっている感染症の一つ「マラリア」。特に私の配属されたEast Sepik州はSepik川という大きな川が流れているため、他の地域よりもマラリアの問題が深刻なようです。そのため現地の人もマラリアに関しては敏感。っているか、とりあえず熱っぽっかったら「マラリアだ」という感じです。日本でいう「ちょっと風邪ひいたみたい」という感覚でしょうか。

病院の外来患者のデータを見ると、一番多いのはマラリアを訴えてくる患者になっています。しかし診断結果の1位はマラリアではありません。マラリアの検査結果を見ると、75%は陰性です。でも熱帯熱マラリアだったら、一刻を争う事態になるので、これくらい敏感に反応してくれている方がいいのかもしれませんね。


 このような事情があるため、マラリア治療薬が乱用されています。とりあえずマラリア薬飲んどけ、体調戻ったらすぐに服用を辞める…これではすぐにマラリアが耐性化しますよね。そんな背景があったようで、写真の新薬発売に至りました。しかし問題は、この新薬がRuralの末端まで届いているか?という事ですね。PNGで最大の弊害、インフラ問題はどんな場面でも影響を及ぼします。普段からRuralの医療格差は気になっておりましたので、現在、活動の一つに挟む事を画策しております。